初めての大泉学園
2026-03-21


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春分の日の昨日、小雨が時折舞い落ちるちょっと肌寒い1日でしたが、尺八の先生から演奏会へのお誘いがあって、ちょっと大泉学園まで行って来ました。

そもそも大泉学園と言う練馬区の街には、これまで全く縁もゆかりもなかったので、一度も足を踏み入れた事もなく、全く事前知識もないままに、池袋から何十年ぶりかで西武線の電車に乗って、目指す駅に向かいました。果たして大泉学園という駅に、急行とか準急とか停車するのかどうかも分からず、一番安全な既にホームに停まっていた各駅停車に飛び乗って、一駅一駅停車するたびに、次の駅はどこだろうかと車内の液晶掲示板を見ながら、およそ20分ちょっとしたら、その大泉学園の駅に着きました。

そして、改札を出てからは、スマホの地図アプリを見ながら、目指す会場に向かって歩いて行ったのです。

ところが、ふと地図を見ると目的の場所は過ぎていました。僕は、てっきり演奏会だから小さなホールがあるのだろうと思っていたのですが、見渡してもそれらしい建物はありません。仕方なく、とにかく地図に表示された場所に戻って見ると、ビルが建っていました。もしかして、会場は1階ではないのだろうかと思い、階段を上がって見て、フロアを見てみたら、3階にその場所はありました。

僕が全く想像もしていなかった、飲み屋風の看板が出ており、ふと見ると入り口のところに、尺八の先生が立っていて、それで初めて会場がわかりました。

一般的にはライブハウスと呼ばれるような所だったのです。そもそも貰ったチラシをちゃんと見ていなかった自分も悪いのですが、まあそれはそれとして、待たされること10分少々で中に入ることができました。なんと僕は一番乗りだったのです。

中に入るとグランドピアノが1台とコントラバスが2台置かれていました。こじんまりとしたスペースなので、どうやってこのピアノを中に入れたんだろうかと、謎が頭にもたげて来ましたが、考えても仕方ないこと。とにかくなんらかの方法で搬入したのでしょう。コントラバスも大きな楽器ですが、まあ、なんとか入れられない事もないかなと思いました。1台はこの日演奏されるコントラバス奏者の方の持ち物で、もう1台はこのお店の店主の方の所有物の様でした。

中は10人少々入ったらもう満席と言う感じのスペースでしたが、僕の後から何人か入ってこられて、開演前にはほぼ満席になっていました。

何しろ、和楽器の尺八と西洋楽器のコントラバスとの共演と言うので、僕は初めての経験だったのですが、バッハやバルトークと言ったクラシック系の曲から、六段の調と言った和楽器の曲、さらには美空ひばりの歌っていたりんご追分とか演歌系の曲まで飛び出すバラエティの広い演奏でした。

個人的には、これまで見たことも聞いたこともなかった尺八のちょっと特殊な演奏技法も聴けて、面白かったなと思います。何しろ縦笛の尺八を、まるでフルートの様に横にして、音を出すのとか、想像もしていなかった技法が飛び出したりしたので、びっくりするやら、感心するやらで、面白かったなと思います。

そして、コントラバスです。生でこの楽器のソロを聴くのは初めての事でしたから、その西洋楽器で奏する六段の調ってどんなのだろうと思っていたのですが、思ったより違和感のない音だったなと思います。

奏法によっては、ノイズに近い(?)と聞こえなくもない音が飛び出すので、不思議な思いもしたのも事実です。

そういえば、昨年フルートの先生の演奏会に行った時の、演奏にも同じような音があったのを思い出してもいました。

僕は年のせいか、ごく普通の綺麗な音の方が好きですが、たまにはこう言うのもいいのかも知れませんね。

何より、普段指導を受けている尺八の伝統的な音作りから、かなり現代的と言うのか先鋭的と言って良いのか、尺八特有の籠った音をさらに強調するような音の作り方も見ることができたので、この日は満足して帰途につきました。


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