友人に借りていたビデオ「ベニスに死す」を見ました。
1911年当時のベニスに、ドイツの著名な作曲家である主人公「アッシェンバッハ」がやって来て、美少年に魅入られる話です。
一言でこう書くとなんて事ないような気になるけど、原作はトーマスマン。 とはいえ、僕には今ひとつ分からない事がありました。なぜ彼は美少年に魅せられてしまうのか。美への賛美?あこがれ?なんだろう、、、、
それはそれとして、当時のベニスの町並みのなんとなく、薄汚れた感じ、これはコレラの流行との関係で余計に感じるのだけど、そして、ホテルの豪華さと人々のまとう衣装の豪華さ、これらの極端な対比が僕には印象的でした。
そして、全編に流れるマーラーのシンフォニー。 グスタフ アッシェンバッハはマーラーの事を想定しているので、採用されたそうですが、音楽は聴いていて心地よいものです。
最後にグスタフが妙に化粧をして、なぜか息絶えるシーンは、良く意味が分かりませんでした。なぜ死んでしまったのだろう、、、、
僕のセンスがないのかもしれないけど、今ひとつ理解が出来ない映画ではありました。正直言うと、、、、、 ただ、自分自身をグスタフに見立ててみていた気がします。今の自分もグスタフの様に神経質になっているようにも思うし。
音楽は良かったなぁ、、、 マーラー好きな人が増える要因になったのは理解出来る。
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